折りたたみスマホと言えば、これまでは縦長スタイルの
Galaxy Z Foldシリーズが代表的な存在でした。しかし近年は、より横幅を広く取った「ワイド型折りたたみ」という新しい方向性にも注目が集まっています。
2026年には、
Apple初の折りたたみiPhoneとなる「
iPhone Duo」が正式発表され、
Samsungからは新なフームファクターを採用した「Galaxy Z Fold8」が正式発表されました。また中国では、すでに
Huawei Pura Xのようなワイド型折りたたみも登場しており、折りたたみスマートフォンのデザインそのものが広がりを見せています。
本記事では、Apple初の折りたたみiPhoneとなるiPhone Duoを中心に、Galaxy Z Fold8との違いを、デザインや性能、カメラ、価格、バッテリーなどの観点から比較していきます。AppleとSamsungがそれぞれどのような折りたたみ体験を目指しているのか、これから折りたたみスマホへの買い替えを検討している方や、Apple初のフォルダブル端末が気になっている方の参考になれば幸いです。
発売時期|2026年は「折りたたみスマホ元年」になる?
Appleは日本時間2026年9月10日(木)の
Appleイベントで、初の折りたたみiPhoneとなる
iPhone Duoを正式発表しました。日本では10月16日(金)の午後9時から予約注文が開始され、10月23日(金)から予約販売がスタートします。
Samsungについては、Galaxy Z Fold8シリーズが 2026年7月22日の
Galaxy Unpackedで正式発表されました。Appleより先に市場へ投入される可能性があります。
今回のGalaxy Z Fold8シリーズでは、従来のFoldシリーズの進化版となる「Galaxy Z Fold8 Ultra」と、新しい横幅の広いフォームファクターを採用した「Galaxy Z Fold8」という2つの方向性が展開されています。
これまでのFoldシリーズでは、縦長のカバーディスプレイと大画面のインナーディスプレイという組み合わせが中心でした。それに対してGalaxy Z Fold8は、より横幅を広く取った4:3のインナーディスプレイを採用しました。折りたたみ巣アm-トフォンの使い方そのものを広げるモデルとして登場しています。
Apple初めて折りたたみiPhoneを投入したことで、2026年は」折りたたみスマホが単なる新しいカテゴリーから、より幅広い選択肢へと変化する転換点になったと言えるでしょう
デザイン|AppleとSamsungが目指す折りたたみ体験の違い
iPhone Duo:iPhoneと大画面の体験をひとつに
iPhone Duoは、外側に 5.4インチ・内側に 7.6インチのディスプレイを搭載、4:3 に近いアスペクト比が特徴になります。閉じた状態ではポケットに収まるコンパクトなサイズ感を保ちながら、開くことでiPhone史上最大となる7.6インチの画面を利用できます。
インナーディスプレイにはNano-texture仕上げを採用し、光の反射や映り込みを抑え、折り目も目立ちにくい設計になっています。さらに、インナーディスプレイの下に新しいFaceTimeカメラを搭載されてい舞うS。使用しない時はカメラが画面の下に隠れるため、7.6インチの大画面をより途切れなく使えるようになっています。
両ディスプレイはProMotionと常時表示に対応し、屋外でのピーク輝度は最大3000にととなり、屋外での視認性を確保しながら、動画やゲームなどのコンテンツも大画面で楽しめます。
本体にはグレード5チタニウムを採用し、折りたたみ時は厚さ11.3mm、展開時は5.2mm、重量は254gとなります。開いた状態ではiPhone史上最薄となる5.2mmを実現しています。
Appleは単に「大きな画面を持つiPhone」を作ったのではなく、iPhoneの使いやすさを維持しながら、必要時だけ大画面へ切り替えられる、新しい使用体験を目指していると言えるでしょう。
Galaxy Z Fold8:スマホとタブレットのバランス型
一方、Galaxy Z Fold8は、外側約 5.5インチ・内側約 7.6インチのディスプレイを搭載し、従来のGalaxy Z Foldシリーズとは異なる横幅を広く取ったデザインを採用しています。
外側は 10:16 のアスペクト比、内側は 4:3 のアスペクト比とされ、日常使いのしやすさとマルチタスク向きの画面比率を両立させる狙いがあるでしょう。さらに改良されたヒンジ構造により、折り目の目立ちにくさや耐久性も強化されました。
Apple が「新しい使用体験そのものを再定義」しようとしているのに対し、SamsungはFold シリーズで培ってきた折りたたみ技術をベースに、「Wide という新しいフォームファクター」へ発展させている、という構図が見えてきます。
iPhone Duo:A20 ProとApple Intelligenceを統合した体験
iPhone Duoには、iPhone 18 Proシリーズと同じ A20 Pro チップが搭載され、処理性能の向上だけでなく、電力効率や発熱制御の改善にも重点が置かれているとされています。特にオンデバイス AI処理の強化によって、アプリ操作やゲーム体験の快適性がさらに高まることが期待されています。
また、Apple IntelligenceやSiri AIにも対応となりました。iOS27では折りたたみの大画面を活かした新しい使い方にも対応しています。
その代表的な機能がSplit Viewです。7.6インチのインナーディスプレイ上で2つのアプリを並べて表示できるため、Webページを煮ながらメモを取る、資料を確認しながらベルのアプリを操作するといった使い方がしやすくなっています。
また、iPhone Duoは開き方や角度を変えて使える「ポスポスタブル」なデザインにも対応します。動画視聴やビデオ通話、撮影など、置き方そのものを変えることで新しい使い方ができるのも特徴です。
Galaxy Z Fold8:機能ベースで広がる AI
Galaxy Z Fold8には Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyが搭載ています。高い処理性能に加え、AI処理能力や電力効率も強化されており、大型ディスプレイを活用したマルチタスクや生成AI機能など、折りたたみ端末ならではの使い方を支える性能が期待されています。
また、SamsungのOne UIでは、通知整理や画像編集、検索機能など、日常の様々な場面でAI機能が統合されており、端末全体の利便性向上を目指した進化となっています。
Appleが「端末全体の体験をAIでまとめてアップデートする」アプローチなのに対し、Samsungは「各機能をAIで強化していく」アプローチと言えるかもしれません。
カメラ|折りたたみならではの撮影体験にも違い
iPhone Duo:48MPカメラと折りたたみを活かした撮影
iPhone Duoは、48MP Fusionメインカメラと48MP Fusion超広角カメラを搭載します。メインカメラには光学品質の2倍望遠も組み込まれており、1つのカメラで通常撮影から被写体に近づいた撮影まで対応します。

また、折りたたみ構造を活かした新しい撮影機能も用意されています。例えば「Duo Preview」では、外側のディスプレイに撮影中のプレビューを表示できるため、撮影される側の人が構図を確認しながらポーズを調整できます。
さらに、背面カメラを使ったセルフィーや、前後のカメラ映像を同時に記録できるDual Capture、AIによって撮影タイミングを判断するSmart Takeなど、2つのディスプレイを活かした撮影体験にも対応しています。
カメラの画素数だけではなく、「折りたためるからこそできる撮影」が用意されている点は、iPhone Duoならではの特徴です。
Galaxy Z Fold8:トリプル構成で柔軟性を重視
Galaxy Z Fold8は、約5,000万画素のメインカメラと約5000万画素の超広角カメラを搭載したデュアルカメラ構成を採用しています。
従来のFoldシリーズでは望遠カメラを含む複数レンズ構成が特徴の一つでしたが、Galaxy Z Fold8では、本体の薄型化や軽量化、そしてワイド型ディスプレイによる使いやすさを重視した設計になっています。一方、iPhone Ultraはカメラ構成をシンプルにしながら、計算写真処理やAIによって画質を向上させる方向性です。
iPhoneが「構成を絞って処理で補う」方向なのに対し、SamsungははFold8では携帯性と実用性、Fold8 Ultraでは撮影性能とフラッグシップ体験という形で、異なるユーザー層へ展開していると言えるでしょう。
価格・バッテリー:ハイエンド市場の中でも最上位クラスへ
iPhone DuoとGalaxy Z Fold8は、どちらも一般的なスマートフォンと比べて高価格帯に位置するプレミアムモデルです。iPhone Duoは日本で256GBモデルが364,800円(税込)から、512GB、1TB、2TBが用意されています。一方でGalaxy Z Foldは日本で269,880円(税込)から販売されています。
価格だけを見るとiPhone Duoの方が高価ですが、7.6インチの大画面、グレード5チタニウム、A20 Pro、デュアルバッテリーなどを組み合わせた、Apple初の折りたたみブラッグシップモデルとして位置付けられています。
バッテリーについても、iPhone Duoは折りたたみスマートフォンとして重要なポイントを押さえています。本体の左右に1つずつバッテリーを配置するデュアルバッテリー構成を採用し、外側ディスプレー使用時では最大44時間、インナーディスプレーを均等に使った場合でも、最大24時間の使用が可能です。さらに、対応する充電器を使用すれば約20分で最大50%まで高速充電でき、MagSafeやQi2によるワイヤレス充電にも対応しています。
Galaxy Z Fold8は4,800mAhのバッテリーを搭載し、最大26時間の動画再生に対応できます。約201gという軽量なボディと大画面を両立している点が特徴です。
折りたたみスマートフォンでは、単純なバッテリー容量だけでなく、薄さや重量、ディスプレイサイズを含めたトータルの使いやすさが重要になっています。
スペック早見表
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項目
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iPhone Duo
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Galaxy Z Fold8
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外側ディスプレイ
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約5.4インチ
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約5.5インチ
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内側ディスプレイ
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約7.6インチ
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約7.6インチ
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アスペクト比(内側)
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約4:3
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約4:3
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ピーク輝度
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最大3,000ニト
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最大3,000ニト
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折りたたみ時の厚さ
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5.2mm
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重量
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254g
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約201g
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内側カメラ
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ディスプレイ下FaceTimeカメラ
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/
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チップ
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A20 Pro
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Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
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メインカメラ
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48MP Fusion
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約50MP Wide
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望遠
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2倍光学品質
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非搭載
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バッテリー
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デュアルバッテリー
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約4,800mAh
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ビデオ再生
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最大44時間(外側)/最大31時間(内側)
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最大26時間
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日本価格(税込み)
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364,800円~
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269,880円~
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日本発売日
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2026年10月23日
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2026年8月7日
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※各製品の仕様は、日本国内向けの公式情報をもとにしています。
ケース選び|折りたたみ世代が変えた「保護」の基準
iPhone DuoやGalaxy Z Fold8のような折りたたみスマホでは、本体そのものの薄さや軽さも大きな魅力の一つです。だからこそ、ケースを選ぶ際にも、その軽快さをどこまで維持できるかが重要になります。
さらに、PITAKA独自の浮織技術によって、夕暮れや月、山々、星空、きらめく海面など、自然から得たインスピレーションをアラミド繊維の織りに表現。立体感のあるデザインと、さらりとした独特の手触りも魅力です。
また、現在の背面ケースに加えて、フロントカバーと強化ガラスを組み合わせた新しい保護セットも準備中。よりしっかりと画面まで守りたい方に向けて、まもなく登場予定です。
まとめ|スペックだけでなく「体験」で選ぶ時代へ
iPhone DuoとGalaxy Z Fold8は、どちらも大画面と携帯性を両立した折りたたみスマホですが、その方向性には違いがあります。iPhone Duoは、iPhoneならではの操作性やカメラ、Apple Intelligenceなどを7.6インチの大画面で楽しめることが大きな魅力。一方のGalaxy Z Fold8は、薄さと軽さをさらに追求しながら、マルチタスクやGalaxy AIなど、大画面を活かした使い方を広げています。
価格やサイズ、ディスプレイ、カメラ、バッテリーなどのスペックを比べてみると、それぞれに異なる強みがあることが分かります。特に、iPhone DuoはApple初の折りたたみモデルとして、これまでのiPhoneにはなかった新しい使い方を提案している点も注目したいところです。
どちらを選ぶかは、単純にスペックの優劣で決めるのではなく、iPhoneの使い心地を大画面で楽しみたいのか、折りたたみならではの軽さとマルチタスクを重視するのか。 自分が求める使い方を考えることが、最適な一台を選ぶポイントになりそうです。