PITAKAはこれまで、多くの充電アクセサリーを創造し、自社開発により事業を拡大してきました。
2021年8月31日にKickstarterで発売したMagEZ Sliderは、複数のデバイスのための充電器としてだけでなく、単体で着脱可能なアクセサリーとして非常に革新的な製品です。ユーザーから多くの注目を集めることになった非常に人気のある製品です。
2023年4月、世界中のファンの皆様からのご意見を取り入れ、そのバージョンアップ版であるMagEZ Slider 2を発売する運びとなりました。
最新の充電器として、PITAKA研究員による数えきれないほどの知見で誕生しました。現在の姿になるまで、どのように進化してきたのでしょうか?
PITAKA充電器の歴史は、2019年まで遡ることができます。
モバイルバッテリーの問題
2019年、PITAKAのCEO兼創業者であるJamesは、チームを率いて次のプロダクトの企画を進めていました。彼らは、人々がモバイルバッテリーを使う時に直面する問題を解決できるような製品を開発したいと考えます。そんな中、彼は「人がモバイルバッテリーを1つしか持たないのは不便なはず」と気づきました。
例えば、外出時にはモバイルバッテリーを忘れがち。あるいは、モバイルバッテリーの充電を忘れ、必要な時に充電ができず、スマホを使い続けるために別のモバイルバッテリーを買わなければならないようになることも。
また、定期的に使用しないと、電池の活性が失われ、モバイルバッテリーの廃棄に至る可能性が高いこともわかっていました。
数多くのモバイルバッテリー使用における問題点の中、彼らは問題に向き合い、解決する価値のある3つの課題があると結論付けました:
1.モバイルバッテリーを常に充電状態に維持すること
2.電池は、休止せずに活性化できること
3.出かける際にもモバイルバッテリーの持ち忘れがないこと
こうして、最初のPITAKA充電器が誕生しました。
MagEZ Juice:充電を忘れないパワーバンク
MagEZ Juiceは、PITAKAが出した最初の解答です。単なるモバイルバッテリーではなく、着脱式なモバイルバッテリーを収納可能な特製充電ドックを備えたワイヤレス充電スタンドです。(※生産終了)
MagEZ Juiceは、PITAKA特製の「MagEZ 1.0」マグネットシステムにより、スマホをスタンドに置けば、スマホとモバイルバッテリーの同時充電を行います。外出したい時は、ドックで充電しているスマホとモバイルバッテリーの両方を持ち出せば、もうモバイルバッテリーを忘れることはありません。モバイルバッテリーを使い切った時は、引き出しに入れるのではなく、スライドさせてベースに戻せば、再び充電されます。
これによって、モバイルバッテリーを別途購入する必要がなくなり、コスト的にも非常に有利になります。
(ただし、この当時、AppleはまだMagSafeシステムを開発しておらず、PITAKAは独自のMagEZ 1.0システムを開発していたため、MagEZ Juiceの使用には、同システムのマグネットを備えたPITAKA MagEZ Caseを装着する必要がありました。)
MagEZ Juice 2:より大きい放電容量
初代は3つの課題に答えを出したものの、少ないバッテリー容量という新たな問題が残ってしまいます。そこで、容量を2800mAhにアップグレードしたMagEZ Juice2をリリースしました。
これは、あまり大きなアップグレードではないように思われるかもしれません。ですが、当時の技術者にとっては充電回数や使い心地を犠牲にすることのない最善の解決案でした。
スマホの背面に取り付けてワイヤレス充電を行うモバイルバッテリーは、大きすぎると片手で持つには重くなりすぎます。その一方、今までの手持ち心地よさを維持したまま無理に放電容量を上げると、トラブルや陳腐化を招ぎます。
MagEZ Juice2では、MagSafe磁気コイル及びより多くのカラーを導入しました。私たちは、ユーザーにファッションと性能のより多くの組み合わせの可能性を提供したいと考えたのです。
MagEZ Slider:初の着脱式4 - in -1ワイヤレス充電スタンド
2021年、新しい充電器MagEZ Sliderを発売しました。MagEZ Sliderは、MagEZ Juiceに比べ、試作から製品化まで多くの時間を必要としました。私たちは、ただシンプルな充電器を作るのではなく、より快適な生活のために、どのような機能を付加できるかを考えました。(※在庫切れ)
結果として、モバイルバッテリーに4000mAhというさらなるパワーを詰め込み、低バッテリー振動モードを追加し、よりシンプルに使える製品が生まれます。もちろん、一番大きな変化は、スマホしか充電できない機器から、4つの製品を同時に充電できる機器になったことです。
より多くのデバイスを同時に充電できるように充電器を設計し直すことは、決してマイナーなアップグレードではありません。まず、ユーザーから好評をいただいている着脱式モバイルバッテリーのデザインは、そのままにしなければならないと考えました。
同時に、私たちはPITAKAにしかできないオールインワン充電器を作りたかったのです。なぜなら、私たちのユーザーは、極度のガジェット愛好家であり、彼らが普段使っているすべてのデバイスを一括で充電できるようにする充電器を作りたいという野望がありました。こうして、スマホ・モバイルバッテリー・イヤホン・Apple Watchを同時に充電できる4-in-1充電スタンドが誕生したのです。
注目すべきは、Apple Watch用充電部分もモバイル充電器になっていることです。外して持ち運べるほか、パソコンなど別のType-Cポートに入れて充電することも可能です。(別売りのPower Dongleをご確認)
MagEZ Sliderを使うことで、デスクトップがすっきりして、充電が便利になり、お金が節約できたという声がたくさん寄せられています。
MagEZ Slider2:充電の高速化と機能の増加
MagEZ Sliderの誕生は、私たちの製品づくりの大きなブレークスルーとなりましたが、現状に満足することはありません。世界中の多くのユーザーの支援のおかげで、私たちはより優れたデザインを追求し、MagEZ Slider2を発表しました。
MagEZ Sliderと比較し、新しい製品は、5つの新機能を備えています。
1.7.5Wの急速充電
新しい充電出力は、5Wから7.5Wにアップしました。(スタンドに装着した状態でスマホを充電する場合は、5Wのままとなりますので、ご注意ください。)
2.取り付けるだけで充電開始
前世代では、充電機能を有効にするために、毎回電源ボタンを押す必要がありました。現在は、スマホに充電器を取り付けるだけで、安定したワイヤレス充電を享受することが可能です。
3.回転無効スイッチ付き
充電器を回転させたり、音を出したりすることで、デバイスの使用が楽しくなるというのが当初の考えでした。ですが、実際に使用した多くのユーザーから検討すべき問題点が指摘されていました。例えば、デバイスを安定して使えない、ずっと音が鳴っているのはうるさい、などです。
そこで、回転機能の有効/無効を切り替えられるスイッチを追加しました。いずれも、固定された角度で、作業中にスマホの画面を見るのに適しています。
4.新しいLEDインジケーター
新しい充電スタンドは、充電状態がわかるLEDインジケーターを搭載し、問題発生時のトラブルシューティングがしやすくなりました。
5.小型化されたゲルパッド
前世代では再粘着ゲルを使用しましたが、机との接触面積が大きすぎるため、製品を移動する際の取り外しが難しく、机を傷つけてしまう危険性がありました。そこで、新バージョンでは、ゲルの範囲を狭めることで、その移動を容易にしました。
MagEZ Slider2の発売後、ユーザーの皆様からバージョンアップへ賛同の声を数多くいただきました。
これが、PITAKAにおける多機能充電器の開発サイクルです。モバイルバッテリー付きのワイヤレス充電スタンドから始まり、iPhone(Samsung Galaxyシリーズも導入)・Apple Watchシリーズ・QI充電対応イヤホンを取り外し可能なMagSafe付き4-in-1ワイヤレス充電ステーションへと進化しました。
PITAKAの製品に関するご提案やフェードバックがございましたら、遠慮なくPITAKAに連絡してください!これから先も、PITAKAは、マグネットワイヤレス充電システムを軸に技術融合によって「PitaFlow for Phones」の進化を図るとともに、社会に役立つ製品・素材の開発に取り組んで参ります。